• 川崎市多摩区で150年つづく梨農家です

約1年前の話になりますが・・・。お友達に梨の袋かけのお手伝いをしていただきました。もったいなくて摘果出来なかった実が残っている木をやって頂いたので、袋をかけてもらいつつ、「この実だけ残して後は落としてくれる」と摘果もしてもらいました。
6月だったので結構な大きさに育っていて、「捨てるにはもったいない・・・」とかなりの数の摘果した実を家に持って帰ってくれました。
さてさて、その実をカットしたところ、切ったその瞬間から変色が始まったそうです。
摘果した梨をカットしたら

このお友達、農学部の出身だと言うことで、この変色を見てピン!ときたそうです。梨にもポリフェノールがあるのでは!!そして、なんと色々調べてくれて、資料にまとめてくれました。
頂いてからだいぶ時間が過ぎてしまったのですが、梨のポリフェノールについてご紹介させて頂きます。

さて、ここでよく聞く「ポリフェノール」という言葉。私も、赤ワインに多いとか、体に良いらしいというの知っています。ちょっと専門的な感じで説明すると。。。「植物が光合成を行う際に、紫外線などの外敵によるダメージを防いだりと自己防衛機能のために作り出す抗酸化能力のある物質のこと」。
ポリフェノールと言っても、カテキン、フラボノイド、イソフラボンなどCMでよく聞く体によさそうな単語も実はポリフェノールの一種だそうです。女性の味方、イソフラボンもポリフェノールの一種だったんですね~。

さて、梨に含まれるポリフェノールは、アルブチン、クロロゲン酸だそうです。
アルブチン、なにやら化粧品のコマーシャルでよく聞く言葉ですよね?そうなんです、「メラニン生成を抑え、美白効果があるとされている」あのアルブチンが梨に含まれているんです。
クロロゲン酸は私には聞きなれない単語でしたが、これまたすごい力を持っていました。「糖尿病の予防効果、食後の血糖上昇の抑制効果、アンチエイジング効果があるとされている」アンチエイジング効果があるんですね~。

さて、お友達が色々な文献を調べてくれたところ、梨の成長過程からポリフェノールの量について毎月測定をした実験結果があったそうです。6月、7月、8月、9月の梨のポリフェノールをそれぞれ測定した結果、6月>7月>8月>9月の順の濃さとなっていて、梨が未熟なものほどポリフェノール濃度が濃い結果となったそうです。ただ、果実1個当たりのポリフェノール量としては、9月の熟した梨が一番多かったそうです。
ただ、このポリフェノール、果皮や芯の部分に多く含まれているそうです。そのまま食べるときはやはり皮を剥いた方が食べやすいですが、お料理に使う時なのは皮を剥かずに使ってみるのも良いかもしれません。皮の部分は香りが強いので、キャロットラペなんかに皮つきの梨を少し入れると美味しいですよ。

捨てられがちな皮や芯の部分を化粧品などに有効利用できたら面白いなと思いました。川崎発の多摩川梨化粧水なんてどうでしょう?

参考ページ:ポリフェノールの力