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  • 川崎市多摩区で150年つづく梨農家です

娘は4月から小学校に入学しました。でも、コロナウイルスの影響で休校しているため、毎日少しの時間ですが娘と一緒に自主学習を行っています。いつになったら普通の生活に戻るんだろうと思いますが、命あってのことなので辛抱です。

今日はひらがなの「ん」と道徳の勉強をしました。「ん」の最後のにょろんのところ娘は留めて書いていましたが、はらうのが正しい書き方のようです。確かに!自分で試しに書いたら最後のにょろん、はらっていました。気づくの遅かったので、半分くらいまで書き終わっていたドリルを一度すべて消して、もう一度書くよう伝えたら涙目になっていました・・・。きっと娘にはこの時、私が鬼に見えたことでしょう。

学校から出ている道徳の課題は、学校生活について(どんなことする?何が楽しみ?)でした。学校生活をすべて楽しみにしているようです。早く、楽しい学校生活を送らせてあげたい!

課題が終わってから、教科書をペラペラめくっていたら、「金の斧」の話が出ていました。短い話だったので、音読させて、教科書に載っている質問をしてみました。自分の意見を言うのは恥ずかしいと言って涙目になっている娘に、「いいじゃん、いいじゃん、私だけなんだから聞かせてよ!」とお願いして質問に答えてもらいました。

「はじめのきこりはどうして正直にこたえたのでしょうか?」という質問。娘は「落した斧が大切なものだったから」と答えました。(ちなみに私の意見は「正直者だったから正直に答えた」でした)

親バカなんだと思うのですが、娘のこの意見、とても素晴らしいと思いました。感動して、すこし涙目になってしまいました。

娘に、とっても素敵な意見で感動して涙が出てしまったと話しました。みんなの前でお話しするのは恥ずかしいかもしれないけれど、こんな素敵な意見を言えるのだから、学校始まったら少し勇気をもってみんなの前でお話し出来ると良いねと伝えました。

コロナウイルスで世界は大変なことになっていて、そんな中、私達は変わらず農作業をする毎日。果たして梨を作って売れるんだろうか?と少し前に夫に相談されました。私は「売れないかもしれない。売れないかもしれないけれど、去年と変わらず美味しい梨を食べてもらうことで、少しでも幸せを感じてもらえるよう、頑張ろう!」と話しました。

娘の意見を聞いて、私達にとって梨は大切なものだから、どんなことが起きようが今まで通り正直に梨に向き合っていこうと思いました。

小学校一年生の学習と侮るなかれ。色々気付かされました。